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このページでは協定世界時を求める方法について解説します。 協定世界時(UTC)はグリニッジ標準時(GMT)に変わる世界共通の標準時です (詳しくはWikipediaをご覧下さい)。
前のページではグリニッジ標準時との時差を用いて標準時を導き出しましたが、 UTCはダイレクトに求めることができます。 これを用いて世界時計を作ることができますが、しつこくなるので今回は求め方だけ解説します。
協定世界時の日付を求める
ではHTMLのBODY内に以下のスクリプトを記入してみてください。
<script> var hiduke = new Date(); var year = hiduke.getUTCFullYear(); var month= hiduke.getUTCMonth() +1; var yobi = hiduke.getUTCDay(); var day = hiduke.getUTCDate(); var week = new Array("日","月","火","水","木","金","土"); var str = "西暦"+ year + "年" + month + "月"+ day + "日(" + week[yobi]+ ")"; document.write(str); </script>
上記スクリプトの結果 =
協定世界時の日にちを求める命令文
今日の日付を求める方法と非常に似ていることに気づかれるでしょう。 一応UTCを求める命令の前には日付データが必要なので、 new Date()で現在の日付データを作成しています。
- 日付データ.getUTCFullYear()
- 協定世界時の4桁の西暦年を取得します。
- 日付データ.getUTCMonth()
- 協定世界時の月を取得します。値は実際の月より1少ない数になります。
- 日付データ.getUTCDay()
- 協定世界時の曜日を取得します。日曜が0,月曜が1,…土曜が6になります。
- 日付データ.getUTCDate()
- 協定世界時の日にちを取得します。
曜日が数値として取得される点と、月数が1少なくなる点を気をつけましょう。 なお「Day」が曜日で「Date」が日にちという点も間違いやすいので気をつけて下さい。
協定世界時の時刻を求める
こちらも現在時刻を求める方法とほとんど同じですが、一応見ておきましょう。 HTMLのBODY内に、以下のスクリプトを記入してみてください。
<script> var jikoku = new Date(); var hour = jikoku.getUTCHours(); var minute= jikoku.getUTCMinutes(); var second= jikoku.getUTCSeconds(); var millsc= jikoku.getUTCMilliseconds(); document.write(hour+"時"+minute+"分"+second+"秒"+millsc); </script>
上記スクリプトの結果 =
協定世界時の時刻を求める命令文
- 日付データ.getUTCHours()
- 協定世界時の時(hour)を求めます。
- 日付データ.getUTCMinutes()
- 協定世界時の分を求めます。
- 日付データ.getUTCSeconds()
- 協定世界時の秒を求めます。
- 日付データ.getUTCMilliseconds()
- 協定世界時のミリ秒を求めます。